『一つ提案なんですけど、やっぱタダで居候させてもらうのは気が引けるので、その代わりに家事とか手伝います!!今日の夕飯はぜひあたしに作らせて下さい。』

「ああ、それは助かるな。」

『そうと決まれば早速買い出しへレッツらゴ〜!!!!輝さんも付き合って下さい!!』


あたしは輝さんの腕を引っ張って走りだす。


「ぅおっ?!!オイ、俺は仕事が―……ったく…しゃーねぇなぁ…。少しだけだからなっ?!」



よっしゃ〜あ!!!!

今日は腕を奮って菜子特製スペシャルディナーのフルコースを作っちゃうぜぃっ♪♪♪















☆おまけ☆

その頃、家に居る弘久は―――





「二人共いつ帰って来るのかなぁ〜…。山岸さんに頂いた芋ようかん、早く食べたいんだけどなぁ…。でも二人が帰って来ないと…。」


包装紙に目をやると、そこには『生物ですのでお早めにお召し上がり下さい』の文字が。


……………。


「うーん…山岸さんも品質すぐ落ちるからなるべく今すぐにって言ってたし…。」


うーん…いっそのこと一人で全部食べて証拠隠滅してしまおうか……。


「――いやそれはダメだ!!!!山岸さんは『輝くんと一緒にどうぞ』って言ってたし…!!山岸さんのご好意(※あくまでも芋ようかんの話です)を踏みにじるなんて…俺には…俺にはできない…っ!!でも芋ようかんが俺を呼んでいる………あぁ!!でもやっぱり―――」














何が言いたいかというと、
つまり―――





遠慮し過ぎは損の元です。



教訓 3... -end-