裏道万屋の事情

「……で??どーいうことだ??お2人さんよぉ…??」

「ななな何のことっスかねぇ…??」

「しらばっくれてんじゃねぇ!!さっさと白状しやがれ!!」

「ひいぃ〜!!お助け〜!!!!」



シャツの襟を掴まれ、輝明の気迫に圧倒される男達は半泣き状態。



そして少しずつ白状していく。





「この前ナオ……さんとそこにいるアラシ……さんにちょっと邪魔されてムカついて…仕返ししてやろうと思ったんスよ…。」

「とりあえずナオ……さんの方が弱そうかな〜と思ってそっちだけ――…」

「そんなことは後で良い!!あいつに何をしたって聞いてんだよ!!あいつはどこに行った?!」



輝明はさらに問い詰める。



「ぐえぇっ…苦、しっ…!!」

「ギブギブ…!!襟!!首、絞ま…る…!!」

「テル、そんな強く引っ張ると話が聞けなくなる!!」

「ちっ…!!」



乱暴に襟を離された男達はぜぇぜぇ言いながら呼吸を整える。