「……毎日毎日…何なのあんた。」

『あのねぇ〜…折角こうしてお見舞い来てあげてるんだから素直に喜ぼうよ?!』

「…別に頼んでないし嬉しくない。」

『ムッキィ〜!!!!』



あれからあたしは毎日嵐のところへ通っている。


相変わらず嵐は露骨に嫌そうな態度をとってくるけど、菜子ちゃんめげないもんねーっ!!!!


ってか嵐と言い合いするなんて、前じゃ考えられなかったから何か不思議――



『…ってちょい待てぇ!!!!人が考え事してる隙に何寝ようとしてんの??!!』

「…うるさい。」

『人が来てるときに寝ようとするなんて非常識だと思いませんかー?!』

「……………。」



こ、この野郎!!

無視決め込みやがったな??!!











――ガラッ――













扉の開く音にあたしは振り向いた。



そこには輝さんと一人の男の医者がいた。



「最近朝から家にいねぇと思ってたらやっぱここ来てたのか。」



輝さんと弘さんは仕事があるため毎日はお見舞いに来ていなかった。



「菜子さん、ちょっと良いですか??」



医者があたしを手招きする。



「俺がここにいるから行ってこい。」

『あ…はい。』



あたしは医者の後に続いて部屋を出て、扉を閉めた。









何だろう…??