輝明から聞いた不良たちの居場所が合っているかを確認に向かうよう言われ、先に来た弘久。


様子を見ていると、柄の悪いいかにも不良だという感じの男達がたくさん溜まっていた。


裏口などがあるかも遠巻きに見て探したが、気付かれることを考えるとあまり近付けず、結局確認することはできなかった。


とりあえず輝明に電話で現状を説明すると、輝明、諒、嵐、そして光が来た。



「光、あいつ等で間違いはねぇか??」

「さっき絡んできた男もいるから、間違いないと思います!!」

「そーか。じゃあ光、先に戻って佐野さんにこのことを報告しといてくれるか??」

「分かりました。…菜子のことお願いします。」



そう言って光は戻っていった。



「…さて、準備は良いか??」

「はい。」

「うん。」

「あんな大人数は久々だねー。でも行くしかないしね。」



3人の視線が輝明に向けられる。



「じゃあ突入だ。――やられんなよ??」



4人は一度頷き合うと、次の瞬間走り出した。