夏休みも半分が過ぎた頃のある日の昼下がり。





あたしの携帯に一本の電話が掛かってきた。





『もっしーん♪樹里ちょんお久!!!!』

「久しぶり〜。突然なんだけどさ―――」






















「「「お祭り??」」」

『そっ♪たまには仕事は一切抜きで羽伸ばしたってバチ当たりませんよ!!みんなでパーっとお祭りで盛り上がろーっ!!』



樹里からの電話の内容はみんな(あたし、樹里、嵐、諒、輝さん、弘さん)でお祭りに行こうというお誘いだった。



「めんどくせー。俺は人混み嫌いなんだよ。大体4人で行ってくりゃぁいいだろーが。何で俺と弘まで行かなきゃなんねー訳??」

『そ、それは………』





* * * * * * * *



『え??輝さんたちも誘うの??』

「当たり前でしょ!?じゃなきゃ、何のためにお祭り行く訳??!!」

『えっ何どーゆーこと??』

「言っとくけどあたし、





























輝明さんのことマジだから。」



* * * * * * * *



あああああああ〜!!!!!!


菜子ショーック!!!!!!!!



まさか樹里が輝さんに恋するなんて―――





想像するだけで史上最凶のどSコンビじゃねぇかっ!!!!!!


恐ろし過ぎるっ!!!!



そしてその標的は絶対あたしじゃね??!!





い、嫌だぁぁぁっ!!!!!!