「まぁまぁ落ち着きなさいって。ほら、冷たい烏龍茶だ。」


スッとあたしにペットボトルの烏龍茶を差し出す金髪。なかなか気が利くじゃねぇかっ!!


『ありがと…ってちょい待てい!!!!これさっきあたしが買った新品のハズのヤツでしょ?!何でフタ開いてる挙げ句三分の一しか入ってないんでしょうねぇ!!??』

「飲みもん買おうとしたら取り出し口にあってさ〜、ラッキ〜♪みたいな…??」

『信じらんな〜い!!ってかもはやシンジラレナァ〜イ!!!!(外国人風)もう何なの一体!!あたしの日常カムバ――――ック!!!!!!』

「元気だなーオイ…。お兄さんはそんな元気ないぞ。……はぁ〜…ったく、しゃーねぇなぁ…。…オイ。」

『シンジラレナァ〜イ!!』

「うっせだまれ。烏龍茶の礼と言っちゃぁなんだが、寝るとこねぇなら家に泊めてやってもいいけど…??」

『シンジラレ……え??』

「もう一人俺の他に同居人は居るが、まぁあいつは気にしないだろーから心配ねえ。つっても、不安だろうから嫌なら別に良…『やっほ―――いっ!!!!野宿じゃなくて済むぜぃ♪よろしくっス!!!!!!』

「あんた不安の欠片もないのか………。」





こうしてあたしは今夜の寝床を確保した。









『ランラララーン♪ポジティブ♪ポジティブシンキーング♪』

「――何ですか…その変ちくりんな歌……。何か、変なの拾っちまったかな――…。」



教訓 1... -end-