翌日


重たい体を起こして、渋々学校の支度をする音亜


「大丈夫か?」 


「うん、ありがとう」


朝食を食べて、玄関で靴を履くのを眺めてると、音亜の携帯がなった。


着信画面を確認して少し戸惑う音亜。きっと彼氏だろう。


「出ろよ、大丈夫だって」
 
昨日、俺と話してるときも何度か電話が鳴ってた。


音亜は気にしてたけど結局出ないまま、眠ったから気にしてたんだろな。


「もしもし…」

『ーー、ーーーー、ーーーー、』


少し話をして電話を切る



「行ってきます」


少し元気のない声で必死に平然を装う音亜


音亜に続いて俺も、歯磨きを終わらせて学校の仕度を急いだ。