放課後 音亜からラインで呼び出しされた俺は、駅に来ていた。 イヤホンで音楽を聞きながら、音亜が来るのを待つ。 数分待っていると、急に左耳のイヤホンが外れ、目線を向けると音亜が笑顔で立っていた。 「ごめんね、急に呼び出して」 「いや、暇だったし平気」 イヤホンを片づけると、音亜は俺の腕をとって組む。