ハイスピードで話を進める音亜に弁解の暇もなく

「おやすみ」

と部屋を出て行った。


「……嘘だろ?」


勘違いされたぁあ!!!

うっわあーどうしようっ

てかあのチョー鈍感女!


ポフっ

枕に顔を埋める。


「気づいてほしいけど……気づかれたくねぇ……………」


複雑な感情のまま、いつもの事か、と目を閉じて1日が終了した。