「音亜ほんっっっとにゴメンッッッ」 店を出てすぐ、音亜に頭を下げる。 「もう良いよ、助けてくれる為だったんでしょ」 「いやっ!例えフリだったとしても、そこまでする必要なかった!俺等姉弟同然なんに、ほんっっっとにごめん」 そう、さっきしたキスは、男共を騙すための顔を近づけただけの“フリ”。 「もう、いいって。ホラ、帰ろ?」 笑顔で手を差し伸べてくれる音亜。 俺がその手を握ると、音亜は歩き出す。