「もう?私、帰りたいの!」

これ以上、付き合ってられないの?

ケンが残業で、お腹空かして帰ってくるから・・・。

行かなくちゃ!!

私は、駅の方へと歩いて行った。

でも?

後ろから、二人はついて来る。

気持ち悪い・・・。


「待てよ!!」

悟が、私の腕を引っ張る。


「もう話す事ないじゃない?」

無理矢理、腕を振り払った。


「綺麗な顔して?頭はからっぽね・・・?」

だから?

なんで、あなたに言われなきゃいけないの?

私たちの、何を知ってるの?


「あなたの彼氏さん、相当な馬鹿なんでしょ?」


はい?

ケンの事?

言ってるの・・・?


「悟?この人だれ?」


ドラマじゃあるまいし?

変じゃない?

突然、現れて・・・!