「俺、飲んでないから!」

そう言って、成田さんの車の中に乗っていた。


「家?どの辺り?」


「一つ先の駅で、いいんで!」


加奈に散々叱られて、渋々成田さんの車に乗った。


やっぱり?飲み過ぎはよくないな!


反省。


風が気持ちいい。


「大丈夫か?」


急に現実に戻る。

隣りで、運転してるのは、成田さんだったんだ!


「少し落ち着きました!」

「君は、俺の前だといつも?怒ってないか!」


あのー!
火を点けるのは、誰?


「あなたがいけないんじゃありませんか?」


「俺…?」