由季は、自分でOLと言っていたけど、そうは見えなかった。
身につけているものは、どれもブランドモノできらびやかだった。
部屋は、11111。

「ねぇ、何か食べる?」
「うーん。」
「じゃあ、フルコースでいい?」
「あっ・・・・、うん。」
「私、シャワーいってくるから。くつろいでて。」 そう言われたが、僕は慣れていなかったから、ただ部屋をうろうろとするだけだった。

ガチャッ!

由季が、シャワーから戻ってきたっぽかった。