翌日、階段を降りてすぐのリビングで悲鳴が聞こえた。
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
「!?どうしたの!田中さん!」
田中さんというのはここの家に勤めているメイドのこと。
年齢は20代前半くらいだと思う。
茶髪で髪型はみつあみをしている。
因みにこのメイドさん用の服のデザインは、ひめちゃんが考えたんだって。
………
「いきなり……ガラスの破片が…刺さって……」
田中さんの手は赤色に染まっていた。
「待ってて!今手当てするから!」
ひめちゃんは急いで救急箱をとりに行った。
私はただただ立っている事しか出来なかった。


