「うぅ…うぅ…ご…ごめ……」





まさか…黒雪ちゃんがそんなこと思っていたなんて……






『……いいわよね。白雪ちゃんは。お母様からも…お父様からも愛されていて……』





「……どういうこと…?それは黒雪ちゃんだって同じじゃない…」





私達、ふたごは皆から愛されていたはず…




お母様にも…お父様にも……






『それは違うわ。愛されていたのは白雪ちゃんだけよ。あの日…お花を摘みに行った時も…お母様は影でずっと見ていたわ』





……?




それは知らなかったけど、私達が心配だったとかじゃないの?