ジョット『うぉぉぉぉぉぉお!!』
俺は右足に力を入れ大きく踏み込みエリトリアに体をぶつける
エリトリア『ぐっ!?ナニヨォ!?』
予想していなかったのだろう
急激な横からの衝撃に耐えられずそのまま倒れる。
銃は!?
俺が確認すると手をとっさに
離したのか銃はエリトリアから離れた場所に転がっている。
ジョット『アニス!にげるぞっ!!』
エリトリアに重なるようにたおれこんでいる俺もまた、すぐさま体を起こしその場を離れようとするが
足を掴まれる
エリトリア『くそ餓鬼がぁ!!!奴隷の癖に歯向かうとはなんと愚か!!殺してやるヨォォォオ!!』
エリトリアは腰についてる短剣を抜き出し足に向かって水平に切りつけた
ジョット『痛っ!?』
傷が浅いにしろ切られるのは初めて
足首のあたりがすごく熱を持つのを感じる
エリトリア『大人しくしろぉぉぉぉ』
一方エリトリアはアタマに血が上っているのか立ち上がるのも忘れて足を離さないように必死だ。
アニス『ジョット!?足!!血が出てる!!』
アニスが泣き出しながら叫ぶ声が聞こえる
このままでは俺もアニスも殺される…
じゃあどうすれば…
俺は米人に反抗した。それだけでも大罪。
許されるものではない。
だったら…
ジョット『…やってやるっ!!』
俺はおっさんに突き刺さっている物に手をかけ一気に引き抜く
ジョット『おっさん、わりい…仇はとるっ!』
おっさんに刺さってたもの。それはやはり
剣だった。刀身が大きくいかにも西洋の剣だとわかる。
おっさんの血で赤く染まっている剣を今度は俺の足をつかんでいるエリトリアの腕めがけて降り下ろした。
まるで腕と一体化したかのような錯覚。
そして剣先に感じる鈍い感覚
エリトリア『ヒギャァァァァァ!?!?』
足を切られたとこのなん十倍もの血が飛び散る
足が自由に動いているのにも関わらず
捕まれている感覚がある、
エリトリアは腕のほうを見て絶叫していた。
そう…俺が降り下ろした剣はエリトリアの腕を肘の辺りから切断したのだ。
ジョット『アニス!!いくぞっ!』
考えている暇がない。近づいてくるアニスの手を引っ張り、家を出る
外は悲惨だった…
そこらじゅうに転がる奴隷の死体。
少ない家も火がつけられ崩れ始めている最中だ
ジョット『こいつら…一人じゃないのか??』
鳴りやまない悲鳴。それを無視するかのように走る。ひたすら走る
アニス『待ってジョット!ハァ、ハァ、どこにいくっていうの??』
行きをきらしながら不安そうに問いかけるアニス
ジョット『わからない!でも、ここにいたら殺される!!ハァ…なんとか…どこか隠れる場所ぐらいさがさないと…』
左手には血塗られた剣、右手にはアニスの手
一生懸命走る。剣が凄く重く感じる…
これを置いて走ったらどんなにスピードが出ることやら…
その時目の前に数人の米兵に囲まれている人を見つける。
助けなきゃ…そう思った時だった
ひぎゃぁ!、?
ぐふっ!!
ゴャァェエ!
囲んでいるはずの米兵が声にならない短な悲鳴をあげ次々に倒れていくではないか。
米兵『な、なんなんだよおまっ…ギャッ!』
また一人倒れるそしてさいごの一人は
慌てたように逃げ出しているようだった。
俺たちは遠ざかっている
その人物と目が合う。
『お前らも抵抗しているのか?』
その男は俺の剣のほうに目線をやると目を見つめそう言う。
で、でかい…フードを被っていて顔はよく見えないが冷たい目で見下ろされているのはわかる。
それにしても何センチあるんだよ…
ジョット『あ、あぁ。ハァ…何もなく殺されるのはゴメンだからな…ハァ…ハァあんたは?何者だ?』
隣でアニスが心配そうに俺を見つめているのがわかる。
ここでまた貴族だ!何て言われたら間違いなく殺されるだろう。
『俺はここの奴隷地区に
すんでいる。いや、もう住んでいた、が正しいか、おい、あんた?名前はあるか?』
ジョット『ジョット・S・ライオネット…こっちかアニス・カートン』
とりあえず敵ではないと安心した俺はアニスの紹介までしていた
『名前持ちがふたりか…やれるかもな』
一人ぶつぶつと言う長身の男に納得できずに問いかける
ジョット『あんたはなにもんなんだ??そしてこの状況…わけわかんねーよ…』
『ああ。悪かった。俺の名前は一応ゲイル・ニー。日本人だ。名前をもらえたと言うことはなにかしら米のやつらに媚を売ったんだろう?俺はちょっとちがうがな』
フードの男はそういってフードをとる、
顔立ちもよく短髪。目がくっきりしているのが特徴的だった。
ゲイル『お前らの特権は??』
俺は食料、アニスは住宅ということを話す
ゲイル『そうか…さすが武器はないか。俺の特権は車だ、そこにあるだろ?この車を使ってこの地区を脱走する。お前らも来い。名前持ちは貴重な力になる。』
俺は右足に力を入れ大きく踏み込みエリトリアに体をぶつける
エリトリア『ぐっ!?ナニヨォ!?』
予想していなかったのだろう
急激な横からの衝撃に耐えられずそのまま倒れる。
銃は!?
俺が確認すると手をとっさに
離したのか銃はエリトリアから離れた場所に転がっている。
ジョット『アニス!にげるぞっ!!』
エリトリアに重なるようにたおれこんでいる俺もまた、すぐさま体を起こしその場を離れようとするが
足を掴まれる
エリトリア『くそ餓鬼がぁ!!!奴隷の癖に歯向かうとはなんと愚か!!殺してやるヨォォォオ!!』
エリトリアは腰についてる短剣を抜き出し足に向かって水平に切りつけた
ジョット『痛っ!?』
傷が浅いにしろ切られるのは初めて
足首のあたりがすごく熱を持つのを感じる
エリトリア『大人しくしろぉぉぉぉ』
一方エリトリアはアタマに血が上っているのか立ち上がるのも忘れて足を離さないように必死だ。
アニス『ジョット!?足!!血が出てる!!』
アニスが泣き出しながら叫ぶ声が聞こえる
このままでは俺もアニスも殺される…
じゃあどうすれば…
俺は米人に反抗した。それだけでも大罪。
許されるものではない。
だったら…
ジョット『…やってやるっ!!』
俺はおっさんに突き刺さっている物に手をかけ一気に引き抜く
ジョット『おっさん、わりい…仇はとるっ!』
おっさんに刺さってたもの。それはやはり
剣だった。刀身が大きくいかにも西洋の剣だとわかる。
おっさんの血で赤く染まっている剣を今度は俺の足をつかんでいるエリトリアの腕めがけて降り下ろした。
まるで腕と一体化したかのような錯覚。
そして剣先に感じる鈍い感覚
エリトリア『ヒギャァァァァァ!?!?』
足を切られたとこのなん十倍もの血が飛び散る
足が自由に動いているのにも関わらず
捕まれている感覚がある、
エリトリアは腕のほうを見て絶叫していた。
そう…俺が降り下ろした剣はエリトリアの腕を肘の辺りから切断したのだ。
ジョット『アニス!!いくぞっ!』
考えている暇がない。近づいてくるアニスの手を引っ張り、家を出る
外は悲惨だった…
そこらじゅうに転がる奴隷の死体。
少ない家も火がつけられ崩れ始めている最中だ
ジョット『こいつら…一人じゃないのか??』
鳴りやまない悲鳴。それを無視するかのように走る。ひたすら走る
アニス『待ってジョット!ハァ、ハァ、どこにいくっていうの??』
行きをきらしながら不安そうに問いかけるアニス
ジョット『わからない!でも、ここにいたら殺される!!ハァ…なんとか…どこか隠れる場所ぐらいさがさないと…』
左手には血塗られた剣、右手にはアニスの手
一生懸命走る。剣が凄く重く感じる…
これを置いて走ったらどんなにスピードが出ることやら…
その時目の前に数人の米兵に囲まれている人を見つける。
助けなきゃ…そう思った時だった
ひぎゃぁ!、?
ぐふっ!!
ゴャァェエ!
囲んでいるはずの米兵が声にならない短な悲鳴をあげ次々に倒れていくではないか。
米兵『な、なんなんだよおまっ…ギャッ!』
また一人倒れるそしてさいごの一人は
慌てたように逃げ出しているようだった。
俺たちは遠ざかっている
その人物と目が合う。
『お前らも抵抗しているのか?』
その男は俺の剣のほうに目線をやると目を見つめそう言う。
で、でかい…フードを被っていて顔はよく見えないが冷たい目で見下ろされているのはわかる。
それにしても何センチあるんだよ…
ジョット『あ、あぁ。ハァ…何もなく殺されるのはゴメンだからな…ハァ…ハァあんたは?何者だ?』
隣でアニスが心配そうに俺を見つめているのがわかる。
ここでまた貴族だ!何て言われたら間違いなく殺されるだろう。
『俺はここの奴隷地区に
すんでいる。いや、もう住んでいた、が正しいか、おい、あんた?名前はあるか?』
ジョット『ジョット・S・ライオネット…こっちかアニス・カートン』
とりあえず敵ではないと安心した俺はアニスの紹介までしていた
『名前持ちがふたりか…やれるかもな』
一人ぶつぶつと言う長身の男に納得できずに問いかける
ジョット『あんたはなにもんなんだ??そしてこの状況…わけわかんねーよ…』
『ああ。悪かった。俺の名前は一応ゲイル・ニー。日本人だ。名前をもらえたと言うことはなにかしら米のやつらに媚を売ったんだろう?俺はちょっとちがうがな』
フードの男はそういってフードをとる、
顔立ちもよく短髪。目がくっきりしているのが特徴的だった。
ゲイル『お前らの特権は??』
俺は食料、アニスは住宅ということを話す
ゲイル『そうか…さすが武器はないか。俺の特権は車だ、そこにあるだろ?この車を使ってこの地区を脱走する。お前らも来い。名前持ちは貴重な力になる。』
