手術室の前の椅子に座って終わるのを待つ。 「あっ!隼人くんっ!莉子はっ!?」 莉子の両親が来た。 実は初めてあったわけではない。 改めて付き合い始めて送っていった日だ。 丁度出くわして晩御飯まで食べて帰った。 「すいませんっっ! 莉子はっ俺を庇って………本当にすいませんっ!」 あやまれば許してもらえることじゃない。けど… 「すいませんでしたっ!!」 謝ることしかできない。