「た、助けて!!」

叫ぶ相手に、私はゆっくりと近寄る

両手両足は縛ってあるから抵抗も些細なもので


綺麗に歪んだ『顔』にそっと指を這わせた

「心配しなくていいよ?」

にっこりと笑顔を向けて

持っていたナイフを

その顔に


突き刺した