「おじさんそろそろいいー?」


「もう少しですね。」


エリックは焦る気持ちから、おじさんに様子を伺った。

ステファニーはまだ、眠らせる歌を歌っている。


魔女は少し時間が掛かったが、もう完全に眠りに落ちたようだ。


「よし、今ですよ!」


おじさんが言うと、エリックは魔女の手から宝箱を奪い、今度こそ岩に叩きつけた。