ステファニーの選んだ水色のドレスを着てみると、デコルテが大きく開いているデザインで、袖には水色のキラキラと透ける布が施してある。
また、床に着くか着かないかのスカート丈はステファニーにピッタリだった。


「…このドレス、露出が多すぎない?」


「今流行のドレスはこのようになっていますから!」


ステファニーのドレスのウエスト部分に黄色いリボンを結びながら、侍女は楽しそうに答えた。
リボンは袖と同じような素材の布のようだ。



「失礼します。朝食をお持ちしました。」


そう言って、朝食を持ってきた侍女が手際よく部屋のテーブルに並べ始めた。


ステファニーの髪を編み込みにしたりして上品なメイクを施すと、ステファニーをテーブルまで案内した。


「いただきます。」


ステファニーはそう言うと、スープから食べ始めた。