「ヴァレンティーヌは大丈夫…って二人とも廊下で何やってるんだ⁉︎びっくりしたぞ!」


「ブライアン!」


「ヴァレンティーヌは無事だったの⁈」


ステファニーは顔を上げると、そこにはにっこり笑うヴァレンティーヌが立っていた。


「良かった!」


ステファニーがヴァレンティーヌに駆け寄って手を握ると、驚くほど冷たかった。



「…ヴァレンティーヌ…すごく冷えてる!どこにいたの…?」


声が出せないであろうヴァレンティーヌは、ただ微笑むだけだった。