そして、不意にその熟女が振り向く。 「あっ、隆ちゃん…。」 真っ赤な口紅が、やけに目立つメイク。 「……母さん…かよ。」 駆け寄ってくる、母さんこと、大神 明日香。 「ただいま。」 熟女とか…いっちゃった。 親を熟女と、言うようになってしまった罪悪感が尋常じゃない。 「あー、お帰り。」