「ん?」 家の、なんメートルか先で足を止めた。 僕のいえが、見える。 玄関に、扉を開けて目を見開く子犬。 門を入ったところに、……熟女(?)。 見覚えのある、背丈。 ショートカットの、綺麗に染められている髪の毛。 スーツ。 「だーかーらー、君は誰なの!?」 「この家の、家主…かしらね?」 そんな、へんてこな会話が聞こえてくる。