わたしのお父さんとお母さんは共働き。

物心ついた時から、わたしのめんどうはおばあちゃんがみていた。

だからわたしは、おばあちゃんにベッタリの、おばあちゃんっ子になった。

おばあちゃんが倒れたのは、中学3年になってすぐの頃。

入院していた病院と学校が近かったから、授業が終わると毎日おばあちゃんのところに行った。

お正月が終わってから、おばあちゃんの容態は急に悪くなって。。。

天国に行ってしまった。

おばあちゃんが倒れてから、わたしには心に決めていたことがある。

おばあちゃんが入院していた病院で出会った看護師さんたち。

どんな時でも笑顔で働いている看護師さん。

わたしは看護師になりたいと思った。

「看護師は傍目で見ているほどきれいな仕事じゃないのよ」

お母さんの言葉に、わたしはかまわないと言い切った。

そこまで覚悟ができているなら。。。と、最終的にお母さんは賛成してくれた。



それから6年。

高校の看護科、専攻科と進んだわたしは、今年念願の看護師になった。