恋が、生まれました。*短篇集*

「(斗真、最近・・・・可愛いとか好きとか言ってくれなくなったでしょ?だから、私たちもう潮時かなって・・・!!?)」



花音の手話を手で押さえ、手にキスする。花音を見ると、ぼわっと顔を真っ赤にしていて、とても俺の方がドキドキしちまう。




「(ホントに分かってないよな、俺を!)」





・・・・・このままで良いなんて、俺だって悩んでいた。


俺の言葉に疑問を受け、セリフを待ってるみたいな子犬のような瞳で見る花音。




「・・・・・・・ん〜!言っていいんかな・・・」






「(何?)」






俺のキモチはあの日から、変わっていない。きっとこれからも変わらない想い。





日々、恋ゴゴロは違った形で現れる。





「(俺、花音と一緒に暮らしてみたい。)」




ちょっと照れながら俺は伝え、花音を見るとプッと笑ってしまいそうになるほどにポカーーン・・・・・




(「私で、良いのかな?)」




「(何度も言うけどね、花音が良いの!!ってゆうか、もう拒否権なんてない!!)」




泣きそうな花音の唇は、甘く今度はあたたかい。



花音が何度も『ありがとう、好きになってくれてありがとう!』と伝えてくれるから、俺の恋はまだまだ生まれてくるのだ。