恋が、生まれました。*短篇集*


「んっ、やぁ‥‥」


最低な事を平気でする俺は、地獄に落ちるだろう。

「声、出すんじゃねぇ。」



こんな毎日、意味はない。

女の口を塞いでも、ひなたでない女を抱いても快感はまったく無く、寧ろ苛立ちしか生まれない。

何、してるんだ俺は‥‥‥


歌がだいすきだったのに、ひなたまで離れてしまったら、俺はどうしたら良い?


会いたい、会いたい、会いたい。


俺にとって、おまえだけが全てだったのに‥‥‥‥



ギターも売って、すっきりしたかった。俺は、怖じ気ものの、臆病者。



売るギターを持ち、歩いていると駅の当たりでたくさんの人だかりが出来ていた。


俺は、惹きつけられるようにあるがままに歩いていた。