「あ!おとはーー!!!」

「ちさきぃぃいーーーー!!」

みんながいた

すごく安心して、また泣きそう

「遅かったじゃん!心配したんだよーー」

「ごめん…、迷っちゃって」

あ!周りを見わたしても彼はもういなかった

お礼言えなかったな…

「ほら!早く用意しな!もうすぐ出番だよ?」

「あ、うん!」

とりあえず、今は本番のことだけを考えよ

ギュッとクラリネットを握った