「全く。幸せだな。金持ちの奴と浮気して欲しいもの何でも買ってもらえるなんて。奥さんが気の毒に。」 「……」 当麻が無言で皆藤をみた。 「なんだよ?」 「犯人に目星は?」 「ないよ。深夜だったし目撃者も証言もない」 「だったらこれ以上ここにいる必要はない。現場は焼けているんだから」 「あ?じゃあ次はどこに……」 「中村銀行に行ってください」 当麻はそれだけ言うとさっさと現場を出ていく。