「あの。」 優衣は香織の背中に呼びかけた。 「これからは……どうするんです?」 「……夫と話し合います。お世話になりました」 香織はさっさと応接室を出ていった。 「傷つけちゃいましたね」 「仕方ない。自分が依頼したんだから」 当麻は椅子から立ち上がると大きくあくびした。