森田当麻の奇妙事件簿


そのとき。応接室のドアが開いた。

香織が不安げな表情で入ってくる。

その不安に「大丈夫」と言ってあげたいが、残念ながらそれは叶わない。

香織は向かいの椅子に座ると、待ちきれないように口を開いた。

「夫は……」

「残念ながら香織さんの予想通りでした」

当麻が優衣の撮った写真を香織に見せる。 
香織は写真をぶんどると口元を手のひらで押さえた。