6 夜。 白亜の二階建ての建物が外灯に照らされ、浮かび上がる。 頑丈な鉄格子の門が音をたてて開き、 黒服の男が二人出てきた。 側の電柱に隠れていた優衣は変装用のサングラスを外し、カメラを構える。 黒の高級車、ベンツが門を通り抜け、広い玄関の前でとまる。 「お帰りなさいませ。旦那様。」 玄関で待っていたメイドと執事らしき人物が頭をさげる。