森田当麻の奇妙事件簿




夜。

白亜の二階建ての建物が外灯に照らされ、浮かび上がる。

頑丈な鉄格子の門が音をたてて開き、
黒服の男が二人出てきた。

側の電柱に隠れていた優衣は変装用のサングラスを外し、カメラを構える。

黒の高級車、ベンツが門を通り抜け、広い玄関の前でとまる。

「お帰りなさいませ。旦那様。」

玄関で待っていたメイドと執事らしき人物が頭をさげる。