森田当麻の奇妙事件簿


「ぐわあっ!!」

脇田が灯油まみれのアスファルトに倒れた。

ライターが弧を描き、地面に転がる。

「……相変わらず役立たずの執事だ」

そう言ってうつ伏せの脇田の背中を足で踏みつけたのは、和樹だった。

手にはペンチを持っている。

脇田の額から流れた血がアスファルトを染めた。