森田当麻の奇妙事件簿


皆藤の車の後部座席に収まった当麻は、司法解剖の結果が書かれた紙をじっとみていた。

「当麻。これは、なんだ?」

皆藤は当麻の右手にある紐を指差した。

「紐です」

「みればわかる。」

「おそらく、松谷紀之の首を絞めた凶器です」

「なんだとぉ!?」

タバコが膝の上に落ち、「あつっ!」と立ち上がる。

しかし、天井に頭をぶつけ、さらに「痛っ!」と叫ぶ。

「漫才してるんですか?」

当麻が笑いながら聞いた。

「漫才じゃねえよ。……それより、どういうことだ?」

「俺の勘ですが」