「昨日は満潮でな。流された可能性はあるが、浅瀬だったそうだ。」 「そうですか。死因は?」 「溺死だよ。でも、ひとつだけ不可解な点がある」 「首の索条痕(さくじょうこん)ですね」 皆藤の言葉を当麻が繋いだ。 「え?でも、死因は溺死なんですよね?」 優衣が口を挟んだ。 視線が優衣に集まる。 「おかしくないですか?索条痕って首を絞められた痕のことですよね。死因は頸部圧迫による窒息死……じゃないんですか」