殺し屋の愛し方




「え?」


母は、私が言ったことが理解できないというように顔を歪めた。

自分の命が危機に晒されているこの緊迫状態で、頭が回らないのは仕方が無いことだが、私だって母を気づかう余裕はないのだ。



「今なら間に合うかもしれないわ、母さん。屋敷に逃げよう」



そう言いながらも、私は母の細い腕をもう一度引っ張った。




パアァァン!!






来た方の道にに、男たちを通させないよう立ちはだかる金髪が
私たちが逃げようとするのを見て、援護するように銃を撃った。


それのおかげで、男たちが 「テメェェエェ!」 だの「殺してやる!」
だの戦闘態勢に入った。




「っ!母さん!!行こう!!」


母は、ハッとして私と手をつないで走り出した。