母の肩ごしに、あの男達が金髪に手間取っているのを確認した。 「どけぇ!!!!!俺達はルーチェ街を取り仕切っている自警団組織の ノワール·カーチェだっ」 「はぁん?……嗚呼。あれか東のハズレの。ノワール·サーカスの下っ端か。 女売って、テメーの懐潤わしてるサーカスに捨てられたサルが、何しにきやがった」 あの金髪が、男達に挑発したことを確認する。 「母さん。行こう。」 綺麗な真っ黒い母の双眼を見る。 目を見開いて、驚いている母の細い腕を引っ張った。