キライなあいつをスキになりました。




「じゃあ、材料は私と美生が貰ってくるね!伊吹と小山くんはまな板と包丁、準備お願い!」





「わかった!!!」





小山くんが元気に返事をしてくれた。




「あ、それから......」




私は小山くんの耳に近づいて一言。





「どうぞごゆっくり♡」





それを聞いた小山くんは、きょとんとした顔をしたが、それは無視。






私はるんるんな気持ちで、材料置き場へ向かった。