キライなあいつをスキになりました。





部屋へ戻ると、男子ふたりは既にテレビを見ていた。




......はや!






男の人ってほんとお風呂終わるの早いよなあ。





......あっなんて呑気なこと言ってられない。






私は今から伊吹くんに謝らなきゃいけないんだから。





私は緊張しながらも、テレビを見ている伊吹くんを呼び出した。






「伊吹くん!」





伊吹くんがテレビから目を外して私を見る。





「............なに」






「......ちょっといい?話したいことがあるの!」





小山くんがきょとんとした顔で、私達を交互に見ている。