そのとたんにパッ!と体を離した伊吹。
「わりい!しつこかったから、つい......。」
「あ......ううん!大丈夫!それにしても逆ナンなんて、私初めて見たよ......。」
「そっか...... 。」
......なぜかしんみりとなってしまったこの空気......。
あっ、そういえば貝殻!
「あのね!綺麗な貝殻見つけたの!ほら!」
私は手に持っていた貝殻を、伊吹に見せた。
「おお!すげえじゃん!やっと一個目だな。」
ほんと、やっとの一個目......。
美生たちは何個見つけたんだろう......?
「もっと探したいけど、そろそろ時間だ......戻るか。」
「そうだね。戻ろっか。」
私達はそう言って、戻ることにした。
