キライなあいつをスキになりました。

奏side



更衣室から出ると、伊吹と春輝と小山くんの姿が見えた。




近くへ行ってみると、3人ともすっごくかっこよかった。






すれ違う女の人たちの黄色い声が聞こえる。






美生に無理矢理タオルを剥がされ、伊吹に水着姿を見られたとき。






伊吹にめちゃくちゃガン見されたのがわかった。





それから、春輝にも。






伊吹の隣にいた小山くんは、美生の水着姿に目が離せないみたいだけど。





しばらくの沈黙が苦しくて、やっぱり似あっていないのかと思っていた時。





「似合ってる。奏ちゃん。」





「......似合ってる。」






そう言ってくれた春輝と伊吹。





恥ずかしくて顔を上げることもできない。





「あ......あ......ありがと......。」





とっても、嬉しかった。







「じゃあ~海!入ろうぜ!!!」






小山くんの一言で、美生も海へ走り出した。






わあ......ほんとに大丈夫かなあこの水着......変じゃないかなあ......。






私がそう思っていると、誰かに腕を掴まれた。





上を見ると、伊吹だった。






......!!!!!!!






とたんに腕を引っ張られた。






「わわわ!!!」





びっくりしたけど、すぐに水しぶきが飛んできて、すっごく冷たかった。





小山くんが私達に海水をかけてきた。







美生も楽しそうにかけ返していた。







こうなったら私も楽しんでやろうじゃん!






そして、私も水着のことなんか忘れて、海をたくさん楽しんだ。