まあ......確かにでかいけど......。
「似合ってる。奏ちゃん。」
......ったく!なんでこいつはそう言う事をさらっと言えんだ?
でも、確かにものすごく似合っている。
「......似合ってる。」
それしか言えなかった。
もっと言いたいことはあったけど、喋りすぎると男のボロが出ちゃいそうで、言えなかった。
さっきの小山みたいに......。
「あ......あ......ありがと......。」
恥ずかしがる蒼井。
それがまた可愛い。
「じゃあ~海!入ろうぜ!!!」
小山がそう言って、みんなで海へと向かう。
俺も入ろうとしたとき、なかなか踏み出さない蒼井の腕を掴んで、引っ張った。
「わわわっ!!!」
びっくりしている蒼井。
こっちのが心臓バクバクだ......。
腕を掴むとき、予想以上に蒼井との距離が近くて、まじで焦った。
今の俺は冷静になれねえ。
今日1日持つかどうか......。
とにかく海を楽しもう。
それしか乗り越える方法はない。
