キライなあいつをスキになりました。

優人side




..................なんだ?





顔を赤くして、俺のことを明らかに避けた蒼井。




「ははっ」





後ろから笑い声がして振り返ると、春輝が笑っていた。




「余裕ないんだね、君。」





「......は?」






「どうだった?俺からのチャンス。」





チャンス............?





忘れ物を取りに行くって行った時のことか?





「どうって......何が言いたいんだよ。」





「あ、あの~2人とも?どうしたの?顔が怖いよ?」





俺たちの間であたふたする小山。





「......君も好きなんでしょ?奏ちゃんのこと。」





「..................だったらなんだよ。」






「別に?......君は俺のことをライバルって思ってるみたいだけど、俺は君とライバルになるつもりはない。俺の方が圧倒的に有利だからね。」






なっ!!!!!






「今日はチャンスをあげたけど、これからはもうこういうことはしないよ。友達同士、仲良くしようよ、伊吹くん。」





......すっげえむかつく............。





なんなんだよ、こいつ......。





「断る。俺はお前に蒼井は渡さねえ。それに、俺の方が有利だ?ふざけんじゃねえよ!!俺は堂々とお前と勝負する。ガキの頃友達だったからって関係ねえ!今は俺と同じクラスなんだよ。余裕こいてんじゃねえ!」





「お、落ち着いて伊吹......。」






隣であたふたしている小山は無視するとして、この余裕ぶっこいてる男が気に入らねえ。