キライなあいつをスキになりました。







「ちょっと!!!!出しなさいよ!!!!こういうことして、何が楽しいの!?ねえ!!!!聞いてる!?」





しーーーん......。






「うそ......。」





倉庫には窓一つないし、外に出れそうなところもない。






確認しても、やっぱりドアは開かなかった。





どうしよう......出れないとまずい。







「とりあえず..................」







って考えてみようと思ったものの、全く浮かばない。







「どうしよ~!!!!」







頭を抱えて悩む私。







ここは、校舎の裏にある使われていない倉庫。






誰かが通りかかるなんてことも、めったにない。






私だって、話に聞いていただけで、来たことはなかった。






「助けて......誰か......。」






もう、助けを待つしかなかった。