「私!?なんで「いいから帰るぞ!!」」






戸惑う私を置いてさっさと歩いていく伊吹。





「ええ!?ちょっと待ってよ伊吹!!!」







訳がわからなかったけど、とりあえずあとを追いかけた。






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「お前んち、どこ?」





たわいも無い世間話をしていると、伊吹が聞いてきた。





「あ、えっと、東駅の近くだけど。」





「送る。」





「え!?悪いよ!!伊吹んちと正反対でしょ?たしか伊吹んちは西駅の近くだよね?」





歩いても1時間はかかる距離。





さすがにそれは申し訳ない気がしてならない。