キライなあいつをスキになりました。

奏side



つい、感極まって泣いてしまった......。





抱きしめられてたから、春輝の制服私の涙で濡れちゃって、申し訳なかったなあ。





一緒に帰りたかったけど、このあと春輝は部活の仮入部があるため帰れなかった。






荷物を持ち、昇降口に行くと、伊吹がいた。






「あれ、帰ってなかったんだ。」





「あ、ああ............。」





夕日のせいかわからないけど、顔が赤く見える。






「どうしたの?誰かのこと待ってたりとか?」







「............お、お......」






........................お?






《お》から始まる言葉といえば......






「お母さん?」






「ちげえよ!!母さんならとっくに家だ!!!」






そ、そんな即答して答えなくても......。






「冗談冗談!で?誰?」






「......お、お前!!!!!」






「へ..................!?」






わ!びっくりして変な声出ちゃった......!