キライなあいつをスキになりました。





「あっ......えっと......これはそうじゃなくて......」





私は焦って言い訳を考えていた。




「すみません、何も変なことしてないんで。」




美生は冷静にそう言って、私の腕を引っ張りながら男子トイレを出た。




「す、すみません!」




私も慌てて謝った。