キライなあいつをスキになりました。





「あ、ねえ美生!こっちトイレみたいだよ。行ってみよ!」




こういうところはきっと、トイレもすごいんだろうなと思い、トイレへ直行した。




ーーー案の定、トイレも茶色と白を基調としていて、落ち着いた雰囲気だった。




こんな素敵なトイレだったら、用がなくても来ちゃいそう......




本気でそう思った。





「すっごくいい匂いする......ねえ美生、男子トイレも見てみようよ。」




私の言葉に、美生はキョトンした顔をした。



「ね!今なら誰もいないし、ちょっとだけ!」




「えっ!ちょっと!」




私は美生の腕を引っ張って、隣にある男子トイレに入った。