今日は確か1日中年間行事について話し合いだったはず。
昨日がすごく幸せだったなあ......。
会議室に移動した私達。
自分達の席につく。
「とほほ......。」
私がため息をついていると、隣に座っている伊吹が、私を見て笑ってきた。
「な、何がおかしいのよ。」
「別に。ただ前みたいなことになったら笑えるなあって思って。」
前みたいなこと......?
......!!!!!!
「も、もしかして、今日、話し合ったことを発表とかするのかな!?」
「知らねえ。すんじゃねえ?あの教頭ならそうさせそうだけど。」
そ、そんなあああ......。
今回もうまく発表できなかったらどうしよう......。
この前は伊吹が助けてくれたからよかったけど......。
「大丈夫!俺が隣にいるから安心して!蒼井ちゃん!」
小山くん......
頼りにならなそうだけど......
「ありがとう。」
私は心の中で泣きながら、今日が早く終わればいいと切実に願った。
