あれ?
兄弟?
あれ?
夢?
妄想がずっとループしていく。
「リン、そーいうことだから2人は任せたわよ。あなたが家事をやってあげなさい。じゃぁ、可奈ちゃん、そろそろ行きましょう。」
「そうね。リンちゃんに迷惑かけちゃだめよ。」
2人は口をそろえて返事をした。
てか、行っちゃだめ────────!!!
「お、お母さん!」
こんなのありえないよ!
てか、2人とはそこまで面識があるわけではないし、そんな人達とプライベートを過ごすなんて!
そう反論しようとしたけどできなかった。
さすがに可奈さんの前で言う勇気はない。
「………い、いってらっしゃい。」
私のバカ…。
「いってきます!」
私とは裏腹に嬉しそうに言って、外に行ってしまった。

