何様!?俺様!?彼氏様!?





こんなときに一体誰なの!?



あともう少しで聞けたのに。



そんなことを思ってるとお母さんが慌てはじめた。




「あら、もうこんな時間。」



時計を見るなりそう言って、自分の部屋に行き、大きいバックを持ってでてきた。



え、その荷物ってまさか……いや、いくらなんでも早すぎるよね。



私がその話を聞いたのは数分前のことだし。



「お、お母さん…念のために聞くけど出発っていつ?」



「今日よ。」



「あ、そーなんだ……………って
え────────────────!?
きょ、今日!?」



「あれ?言ってなかったっけ?」